笠原スプリング製作所
板バネの製作加工、プレス・板金・溶接加工
住所 | 墨田区八広5-17-3 |
MAP | No,03 |
最寄り駅 | 京成押上線 八広駅 |
URL | http://kasahara-spring.com/ |
住所 | 墨田区八広5-17-3 |
MAP | No,03 |
最寄り駅 | 京成押上線 八広駅 |
URL | http://kasahara-spring.com/ |
「てのひらトング」が完成した時、そしてはじめて売れた時の喜びはとてもすごかったですね。嘘みたいですが涙がちょちょぎれるほど嬉しかった。
新しい製品を考えながらつくるのはとても楽しい、ものづくりの醍醐味ですね。
でも、その過程はなかなか大変なものでした。今まで1からデザイナーさんと製品づくりなどしたことはなかったので、何度も「どうしたらいいものか?」と悩みました。自社では持ち合せていない技術も必要になり、新潟まで修行に行ったこともありました(笑)。
もちろん商品をつくっても売れる保証はないです。でも、これまでのやり方で仕事が増えていくならいいですが、今の時代それでは発展しない。何もしないわけにはいかないんです。何か起こさなければ何も起きないですから。
ただ、リスクだけではありません。自社製品をつくってエンドユーザーが近くに見えたことで、ものづくりの質が今までよりも高くなったと思います。
工場の歴史としては、はじめ三代前のひいおじいさんがスプーン、フォークなどの洋食器製品をつくっていました。二代前のおじいさんの時代に産業構造に変化がありバネ加工などの部品加工を始めました。
そして先代の父、私と続きますが、この先子供が継いでくれるかどうかはわからないですね(笑)。ただ、テレビなどの取材を受けたことで少し興味がでてきたみたいです。
昨年、関西のローカルテレビからオファーがあった時、最初は出演を渋っていたんですが、ちょうど関西の催事もあったので出てみることにしたんです。
そうしたら思いのほか問い合わせが多くあり、2ヶ月間くらいは休みなく機械を動かして製造していました。その時に『やっぱりまずは認知してもらうことが大事なんだ』と思いました。
今回スミファで工場を開いて「ここで、てのひらトングができているの!?」みたいに一般の方に興味をもってもらえると嬉しいですね。
このイベントに参加している他の業種の方々との交流もいい刺激になります。
Text by 貝塚高士
工場の入り口には「てのひらトング」が飾られています!商品への愛情を感じます。
POKAPOKAのナシゴレン
03-5608-6188 墨田区産業観光部 産業経済課/担当 植村・佐藤
(平日9:00-17:00 土日祝 休み)-
スミファ実行委員会 info@sumifa.jp
スミファ公式 Facebook
何年も使われている大型機械が並んでいる工場内。その雰囲気を感じてください!